昨晩、当ラボに無事着任した12匹のネプチューンたち。輸送のストレスから解放され、最初の朝を迎えました。彼らがどのように環境に適応しているか、その観察記録と、発生した課題に対する「ラボ的仮説」を記録します。
1. コンディション・チェック:全員無事を確認
朝イチでベランダのNVボックスへ。12匹全員が水面付近で元気に泳ぎ回り、積極的に餌を探している姿を確認できました。昨晩の到着直後は、環境の変化からか底の方で腹を見せて激しめに泳ぐ「ストレスサイン」とも取れる個体がおり、一抹の不安がありましたが、今朝はそのような異常行動は一切見られません。
【考察】 今回の「温度・水質合わせ」から「自発的放流」、そして「一晩の静観」というプロセスは、彼らの負担を最小限に抑えることができたようです。今後も生体導入時の「標準運用手順(SOP)」として確立させます。
2. Laboの知恵:代用ツールの有効性検証
水質合わせにおいて、専用の点滴アイテムではなく「お弁当用の醤油差し」を使用しました。 【仮説】 頻繁に行わない生体導入において、高価な専用器具は不要。醤油差しによる「プシュプシュ」という微量添加は、狙った場所にピンポイントで注水でき、水質ショックを防ぐ手段として十分機能する。 【結論】 自宅にあるものでスマートに対応する、当ラボらしいスタイルで今後も継続します。
3. 初給餌:ポテンシャルの確認
全員の無事を確認し、初給餌。前回の記事で考察した「キョーリン メダカの舞 スーパーブライト」を少量ずつ投入したところ、あっという間に完食。到着翌日でこれだけの食欲を見せるのは、個体のポテンシャルと導入の成功を物語っています。
4. 研究課題:黒容器における「映り込み」問題
ここで新たな技術的課題に直面しました。ネプチューンの青い輝きを捉えようとカメラを向けると、水面が鏡のように反射し、撮影者である私の顔が映り込んでしまいます。
【今後の仮説と検証項目】
- 仮説A:物理的遮光。 黒い布や板でカメラ周辺を覆い、水面への反射光を遮断することで改善するか?
- 仮説B:光学的アプローチ。 偏光(C-PL)フィルタを導入し、水面の反射成分をカットできるか?
この「顔の写り込み問題」は、今後のラボの記録精度を上げるために最優先で解決すべき課題として設定します。
5. 生餌生産:ミジンコバケツの「気泡」に関する分析
生餌(ミジンコ)のバケツ。エビオス錠による給餌開始から3日目、水面に消えない気泡が目立ち始めました。これは単なるバクテリアの活動か、それとも危険信号か。
気泡が消えない現象は、水中のタンパク質や糖分が過多になり、水の粘度が上がっていることが原因ではないか。このままでは水面が油膜状になり、酸欠を招くリスクがある。
【アクションプラン】 速やかに「1/2の水換え」を実施し、有機物濃度を下げる。あわせて極微量のエアーを送り、水面を動かすことで気泡の定着を物理的に阻止できるか検証する。
導入は成功したものの、撮影技術や微生物管理など、新たな研究テーマが次々と現れるのがラボの面白いところです。明日以降も観察を対応を続けたいと思います。